世界のトウモロコシ供給は11年ぶりの低水準へ

[Financial Express]ネーパービル(イリノイ州)2月16日(ロイター):需要に比べると、世界のトウモロコシ在庫は今年後半には11年ぶりの低水準を記録すると予想されている。

しかし、世界市場で実際に入手可能なトウモロコシの供給量を考えると、その節目は30年近くになります。

穀物輸入国として変動が激しい中国は、膨大な量のトウモロコシを貯蔵しており、その量は第2位のトウモロコシ備蓄国である米国の5倍以上である。そのため、中国は、入手可能な供給量についてより現実的な見方をするために、世界の穀物収支から除外されることがある。

米農務省の推計によると、中国を除くと、2024~25年の世界トウモロコシ最終在庫は約8,700万トンと12年ぶりの低水準となる。

需要と比較すると、供給はさらに逼迫している。2024~25年の世界トウモロコシ在庫は中国を除いて7.8%と予測されており、これは1995~96年以来の最低比率だ。過去4年間の平均は9.2%、過去20年間の平均は11%だ。

世界第2位の輸出国ブラジルのトウモロコシ供給量は過去20年以上で最低水準になると予想されており、ウクライナと欧州連合の在庫は過去10年以上で最低となっている。米国の在庫は、十分な量があるとの以前の予想に比べて現在は控えめだとみられている。

中国を加えても、状況はまだやや余裕がある。米国農務省の数字によると、2024~25年の世界全体のトウモロコシ在庫は20.3%となり、2013~14年以来の最低水準となる。これは10年間の平均24.6%、同期間内の最低は22.2%である。

2000年代の大半と2010年代初頭を通じて、在庫使用率は著しく低く、通常は15%を下回っていました。


Bangladesh News/Financial Express 20250217
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/global-corn-supplies-heading-for-11-yr-lows-1739726283/?date=17-02-2025