寒さの中、スポットLNG価格が上昇

[Financial Express]シンガポール、2月16日(ロイター):アジアの液化天然ガス(LNG)スポット価格は先週、気温低下の予想と欧州の貯蔵レベルに対する懸念が続く中、1年ぶりの高値に上昇した。

業界筋の推計によると、北東アジア向けの3月引き渡しのLNG平均価格は100万英熱量単位(ッムブツ)あたり16.10ドルで、2023年11月以来の高値となった。

「市場の主な懸念は、欧州の天然ガス在庫からの引き出し率の高さだ。この地域は2月に1100万トンのLNGを輸入する見込みだ」とFGEのガス・LNG供給分析担当ディレクター、シアマック・アディビ氏は述べた。

「欧州は、ガス消費量の増加と在庫の減少に対処するために、今年、LNG輸入量の増加を確実に必要とするだろう。アジアの需要が強まれば、市場のひっ迫がスポット価格にさらに大きな影響を及ぼす可能性がある。」

アーガスのLNG価格担当責任者マーティン・シニア氏は、LNGの基準レベルがアジアに流入するには、市場が競争力を維持し、一定のスポット量に価格を合わせる必要があるため、アジアの価格も支えられたと述べた。

欧州の価格上昇とアジアの需要低下により、いくつかのLNG貨物はアジアから欧州へ転用された。

さらに、東京とソウルはともに今月末にかけて寒波が予想されているが、今月末までには季節平均気温に戻るとアーガスのシニア氏は述べた。

欧州では、気温上昇の予測、ウクライナ戦争終結に向けた米国の継続的な取り組み、ガス貯蔵目標の緩和に関する協議により、ガス価格は2年ぶりの高値から下落した。

それでも、欧州の在庫が約47%に減少し、まだ冬が残っているため、市場の不確実性は残っていると、PZ-エネルギーの主任エネルギーエコノミスト、ハンス・ヴァン・クリーフ氏は述べた。

「在庫がさらに減少したり、さらに急速に減少したりするリスクは、市場ですでに高まっているネガティブな感情をさらに高め続けるだろう。」

アフガニスタン氏は、LNG運賃については、大西洋運賃が金曜日に1日5,000ドルに上昇し、過去2週間の記録的な安値からわずかに回復したと付け加えた。太平洋運賃は1日10,000ドルで安定している。


Bangladesh News/Financial Express 20250217
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/spot-lng-gains-amid-colder-weather-1739726247/?date=17-02-2025