[Financial Express]ロイター通信によると、原油価格は月曜日ほとんど変わらなかった。投資家らは、世界の供給の流れを混乱させている制裁を緩和する可能性のあるロシアとウクライナの和平協定の進展に注目している。
ブレント原油先物は1202GMT時点で8セント(0.11%)安の1バレル74.66ドル、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は5セント(0.07%)安の1バレル70.69ドル。
ドナルド・トランプ米大統領と政権当局者がウクライナ戦争終結に向けロシアとの協議を開始したと発表した後も、市場は和平交渉の進展を注視し続けた。
「制裁緩和により、ロシア産原油が突然インドや中国まで長距離輸送する必要がなくなり、供給が急増すれば、ブレント原油価格は1バレル当たり5ドルから10ドルに下がる可能性があるとみている」とバンク・オブ・アメリカのアナリストらはメモで述べた。
「世界の精製マージンも低下する可能性がある。ウクライナ戦争が始まって以来、マージンは正常化しているが、ディーゼルに対する制裁緩和により、さらに低下する可能性がある」とアナリストらは付け加えた。
トランプ大統領は日曜日、ウクライナ戦争の終結について話し合うため、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と近いうちに会談できると考えていると述べた。米国とロシアは数日中にサウジアラビアで最初の協議を行う準備を進めている。
一方、トランプ大統領が先週、商務省と経済省の当局者らに対し、米国製品に関税を課している国に対する相互関税を検討し、4月1日までに勧告を返送するよう命じたことを受けて、世界的な貿易戦争のリスクが価格に上限を設けている。
パンミュール・リベラムのアナリスト、アシュリー・ケルティ氏は「今年の供給過剰は依然としてファンダメンタルズ上予想されるが、米国の関税が需要の伸びに与えるマイナスの影響と、ロシアの制裁緩和の可能性により、市場は供給過剰の潜在的規模を見積もるのに苦労している」と述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250218
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-steady-as-ukraine-peace-talks-loom-1739806946/?date=18-02-2025
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