司法当局は未処理事件のさらなる増加を予測

[Financial Express]バングラデシュの司法は、未解決の訴訟により国家の3つの機関のうちの1つが過重な負担を強いられ、適切に機能できない状況に陥っており、暗い将来を予想している。 

この長年の課題を解決するために、さまざまな取り組みがさまざまな機会に実施されてきたものの、未処理案件は増え続けています。

最高裁判所の控訴部や高等法院を含む全国の裁判所には451万件もの事件が山積しており、正義を求める人々に多大な苦しみを与えている。

最高裁判所の統計によると、2024年12月31日までに控訴審で計3万1120件、高等裁判所で計58万件の事件が係属中となっている。

これとは別に、下級裁判所だけでも現在389万件という膨大な数の事件を扱っており、さらに21万件もの事件が現在捜査中となっている。

2023年12月31日までに全裁判所で係属中の事件の総数は429万件。そのうち、控訴裁判所が2万6,517件、高等裁判所が54万件、下級裁判所が372万件となっている。

訴訟が係属中であれば、正義を求める人々の時間とお金の両方が無駄になる。また、訴訟手続きが長期化することで正義が実現されない恐れもある。

最高裁判所長官サイード・リファト・アハメド博士は就任後、昨年9月21日に司法のロードマップを概説した。下級裁判所判事の集会で提示されたロードマップでは、「事件数に比べて判事の数が足りないこと」が未処理案件の主な原因の一つであると述べられていた。

現在の状況では、司法を強力な機関にするためには、司法全体の組織構造や組織図を改革し、国の人口と訴訟件数に応じて必要な数の裁判官を任命する必要があると最高裁判所長官は付け加えた。

現在、控訴裁判所には5人の裁判官しかおらず、高等裁判所には81人の裁判官がいる。以前は93人の裁判官がいたが、シェイク・ハシナの失脚後、12人が司法の職務から解かれた。

控訴裁判所の各裁判官は 6,220 件以上の事件を担当しており、高等裁判所の各裁判官は平均で 7,279 件以上の事件を扱っており、両裁判所で約 62 万件の事件が係属中です。

司法制度改革委員会の報告書によると、全国の下級裁判所には合計2,254人の裁判官がいる。そのうち319人は司法活動から離れており、合計1,935人の裁判官が裁判手続きに従事している。


Bangladesh News/Financial Express 20250220
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/judiciary-sees-further-buildup-of-case-backlog-1739988968/?date=20-02-2025