[Financial Express]欧州の航空機メーカー、エアバスは20日、航空機の納入台数を増やし、さらに加速させる目標を掲げたことで、2024年の純利益が増加すると発表した。
純利益は12%増の42億ユーロ(44億ドル)となり、今年初めの宇宙事業の大幅な減損を克服した。
航空機の納入数は4.2%増の766機となり、収益は6%増の692億ユーロとなった。航空会社は航空機を受け取った時点で代金を支払うため、納入数は重要な指標となる。
エアバスとそのライバルであるボーイング、そしてそのサプライヤーは、国際的な航空旅行をほぼ停止させた新型コロナウイルス感染症のパンデミック中に人員と生産量を削減した後、生産規模の回復に苦労している。
航空会社が運航コストの低い最新の燃費効率の良い航空機を発注したため、両社とも膨大な受注残を抱えている。
純受注は2023年の好調な年から落ち込み、2,094件から826件に減少したが、同社は依然として納入件数を上回ったと指摘した。
ギヨーム・フォーリー最高経営責任者(CEO)は声明で「2024年は全事業で受注が好調で、受注残比率は1を大きく上回り、当社製品とサービスに対する堅調な需要を裏付けた」と述べた。
同氏は、同社の宇宙事業の変革に触れ、「エアバスにとって試練の年であったが、2024年の見通しを達成した」と付け加えた。
エアバスは6月、宇宙事業の徹底的な見直しの結果、上半期の利益に対して約9億ユーロの損失を計上することを決定したと発表した。
これにより上半期の利益は8億2500万ユーロに減少した。
その後、同社は通信衛星の需要減少に伴い、2,000人以上の人員削減を発表した。
しかし、エアバスの防衛・宇宙部門は、スペインがユーロファイター25機を追加発注したことなどもあり、2024年に過去最高の167億ユーロの売上高を計上した。
エアバスは、2025年までに納入機数を7%増やし、820機にすることを目標にしていると述べた。
この見通しには、同社の活動に対する潜在的な関税は含まれていない。
Bangladesh News/Financial Express 20250221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/airbus-proft-climbs-in-2024-aims-to-accelerate-output-1740070653/?date=21-02-2025
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