[Financial Express]ロンドン、20日(ロイター) - 原油価格は、前日に1週間ぶりの高値に上昇した後、米国の原油在庫が積み上がっているとの業界報告が市場に圧力をかけたため、20日はほとんど変わらなかった。
ブレント原油先物は12時52分時点で37セント上昇し1バレル76.41ドル。米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は23セント上昇し72.48ドル。
市場筋は、米国石油協会(API)が水曜日に発表した数字を引用し、米国の原油在庫が先週334万バレル増加したと述べた。
サクソ銀行のアナリスト、オーレ・ハンセン氏は、米国の在庫増加により、原油価格は木曜日に小幅下落したと述べた。
ハンセン氏は「カザフスタンでの供給混乱と石油輸出国機構(OPEC)の増産延期が世界的な需要懸念に相殺され、市場には依然として明確な方向性がない」と述べた。
米国エネルギー情報局(EIA)の公式石油在庫データは木曜日に発表される予定だ。
アナリストらは、2月14日までの週に約220万バレルの原油が米国の備蓄に追加されたと予測している。
一方、ロシアは、カザフスタンからの原油輸出の主要ルートであるカスピ海パイプライン連合の原油流量が火曜日、ウクライナのドローンによるポンプ場への攻撃を受けて30~40%減少したと発表した。
ロイターの計算によると、30%の削減は市場供給量が1日当たり38万バレル減少することになる。
しかし、他の要因や石油供給の潜在的な増加により、価格に対する懸念が高まった。
INGのアナリストらはメモの中で、イラクのクルド人自治区からの原油流出が再開される可能性があり、供給リスクが相殺されていると述べた。
イラクの原油をクルディスタン地域から積み込むジェイハン港を擁するトルコのエネルギー大臣はロイター通信に対し、木曜時点でイラクから再開の確認を受けていないと語った。
同社が利益の減少を発表し、23億ドルの減損損失を計上したことを受けて、投資家らは動揺した。
INGのアナリストらは、イラクからの原油供給が再開されれば、市場には1日当たり30万バレルの供給が追加されるだろうと述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-little-changed-after-us-crude-inventory-build-1740070548/?date=21-02-2025
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