中国ETF、AI関連オプションで強気の賭けを引き寄せる

[Financial Express]ニューヨーク、2月20日(ロイター):人工知能(AI)の新興企業ディープシークの台頭で中国のハイテク株の見通しが明るくなり、関税関連のニュースも以前ほど脅威ではなくなったことから、中国に特化した米国上場の上場投資信託(ETF)には強気のオプション資金が流入している。

オプションデータによると、トレーダーらはここ数週間、合計資産が約150億ドルに上る中国株式ETFの2大最大手であるクレーンシェアーズCSI中国インターネットETFとiシェアーズ・トラスト・チャイナ・ラージキャップETFの強気オプションを買い増している。

トレードアラートのデータによると、通常、値上がりを狙って買われるクレーンシェアーズCSIチャイナインターネットETFのコールオプションの1日平均取引量は、防御的なプットオプションをほぼ5対1で上回り、この指標としては過去4年で最も強気な水準に近い。

大型株に重点を置いたFXIオプションの需要も高く、コールとプットの相対的な需要の尺度であるスキューはトレーダーがコールオプションを好んでいることを示していることが、最近のCBOEのデータで示されている。

「中国の上昇に多くの関心が集まっている。間違いなく大きなテーマだ」と野村の株式デリバティブ担当マネージングディレクター、アレックス・コソグリャドフ氏は語った。

ディープシークの進出がAI分野の急成長につながり、激化する米中技術戦争で中国が優位に立つと期待し、投資家がAI関連株に殺到したことで、中国株はここ数週間上昇している。

中国の新興企業ディープシークが1月下旬に、より安価なチップとより少ないデータを使用するという無料のAIアシスタントを発表して以来、FXI株は約12%上昇し、KWEB株は14%上昇しており、AI超大国としての米国に挑戦しているようだ。

コソグリャドフ氏は、FXIおよびKWEB ETFへの強気な資金流入を指摘し、「中国が米国が構築してきたものと競合できるAIエコシステムを生み出す可能性について、人々は間違いなく楽観的になっている」と述べた。

オプションに対する楽観論の一部は、関税関連の救済措置とも関係があるかもしれない。


Bangladesh News/Financial Express 20250221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/china-etfs-draw-bullish-options-bets-on-ai-play-1740071298/?date=21-02-2025