トランプの援助削減、パキスタンで最も暑い都市の水道計画を危険にさらす

[Financial Express]パキスタン、ジャコババード、2月21日(AFP):パキスタンで最も暑い都市では、真水とろ過された水が気候変動の猛烈な攻撃を和らげることができるが、ドナルド・トランプ米大統領による対外援助凍結がその重要な水供給を脅かしているとNGOが述べている。

南シンド州の太陽に照りつけられたジャコババード市では、熱波が激しくなり気温が50度(華氏122度)を超えることもあり、脱水症状や熱中症などの深刻な健康問題を引き起こしている。

2012年、USAIDは、22キロ(14マイル)離れた運河から水を汲み上げ、浄化するプラントの主要改修を含む、シンド州の自治体サービスの向上のために6,600万ドルの助成金を約束した。

しかしパキスタンの非営利団体HANDSは、トランプ大統領の援助禁輸措置により、この計画を長期的に実行可能にするために割り当てられた150万ドルが阻止され、プロジェクトは「数カ月以内に」危険にさらされることになると主張している。

「これで私たちの生活は一変した」と、来週には冬の最高気温が30度を超えるとすでに予報されているジャコババードで、25歳のトゥファイル・アハメドさんはAFPに語った。

「水の供給が止まれば、私たちにとっては非常に困難になるだろう」と彼は付け加えた。「水は生命にとって最も不可欠なものなので、生き残ることは困難になるだろう。」

パキスタン気象局によると、9月から1月中旬にかけてシンド州では降雨量が例年より52%少なく、今後数カ月は「中程度の干ばつ」が予測されている。

科学者らは、気候変動により熱波はより高温になり、より長期化し、より頻繁に発生していると述べている。

HANDSによれば、このプロジェクトは毎日150万ガロン(570万リットル)の水を供給し、極度の貧困が日常となっているジャコババードの約35万人に水を供給している。


Bangladesh News/Financial Express 20250222
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/trump-aid-cut-imperils-water-scheme-in-pakistans-hottest-city-1740152757/?date=22-02-2025