[Financial Express]ベルリン、2月23日(AFP):ドイツでは日曜、極めて重要な選挙が行われた。選挙戦は極右勢力の躍進とドナルド・トランプ米大統領の劇的な復帰に揺れたが、保守派が圧倒的な優勢を見せた。
最有力候補のフリードリヒ・メルツ氏は、当選すれば、反移民を掲げる「ドイツのための選択肢(アフD)」から支持を取り戻すため、右派への強硬な方針転換を誓っている。アフDは、難民申請者の犯行とされる一連の死者を伴う襲撃事件を受けて、過去最高の選挙結果を狙っている。
世論調査での大きな差から広く予想されているように、メルツ氏が中道左派社会民主党(SPD)の苦境に立たされているオラフ・ショルツ首相の後任となる場合、混乱の時代に欧州で「強い発言力」を発揮すると約束している。
ドイツの有権者は、しばらくは新政権を持てないかもしれない。ドイツでは困難な連立交渉が数週間、場合によっては数ヶ月も長引く傾向があり、新首相が政権を握るまでの長い政治的麻痺状態を意味する。
自信たっぷりの世論調査でトップに立つフリードリヒ・メルツ氏は、合意の期限をイースターの4月20日とすることを目指していると述べ、潜在的な同盟国に迅速な協議の準備を促した。
「数週間、場合によっては数か月を費やせば、この国を統治できる多数派がいない期間は私にとって長すぎるだろう」とメルツ氏は最近のポリティコのインタビューで語った。
ベルリンでは、停滞する経済からウクライナ戦争、そしてますます敵対的になるトランプ政権まで、次期リーダーが誰であろうと、山積みの課題が待ち受けている。
Bangladesh News/Financial Express 20250224
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/long-wait-likely-for-new-government-1740324409/?date=24-02-2025
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