[Financial Express]上海、2月26日(ロイター):人民元に対する圧力が高まる中、中国当局は海外投資の監視強化など、資本逃避を制限する新たな措置を打ち出している。
ドナルド・トランプ大統領の関税脅しは米中緊張を高め、外国からの投資を阻害している。トランプ大統領が11月に選挙に勝利して以来、人民元はドルに対して2.2%下落している。
中国は国内企業による海外投資と香港株売却による収益の使途に対する監視を強化しているとブルームバーグが今週、匿名の情報源を引用して報じた。
一方、公式データによると、中国の商業銀行が顧客に対して販売した外貨は先月7月以来最大となり、外貨需要の高まりを示している。人民元へのドル売却意欲を測る指標である為替レート比率は7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
ゴールドマン・サックスのエコノミスト、シンクアン・チェン氏は、経常収支は1月に多額の外貨流出を示したと述べた。
米金利の上昇と中国の利回り低下の大きな差は、国内投資家にとって人民元の魅力を減退させる要因となっている。この利回り格差は1月に過去最大を記録した。
RBCキャピタル・マーケッツのアジア外為戦略責任者アルビン・タン氏は「国内需要の弱さと低金利は人民元にとって大きな構造的な逆風となっている」と述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250228
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/china-steps-up-scrutiny-of-capital-flows-as-yuan-depreciates-1740678033/?date=28-02-2025
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