[Financial Express]ロンドン、3月1日(AFP):英国のアンネリーゼ・ドッズ国際開発相は金曜日、キール・スターマー首相が防衛費増額のために海外援助の削減を命じたことを受け、労働党政権を辞任すると発表した。
「最終的に、これらの削減は、困窮する人々から食料と医療を奪うことになる」とドッズ氏はXに投稿したスターマー氏への書簡で述べた。
スターマー首相は火曜日、2027年までに英国の防衛費をGDPの2.5%に引き上げると約束したが、その費用を賄うために海外開発予算を国民総所得の0.5%から0.3%に削減するよう命じた。
ドッズ氏は、「戦後の世界秩序が崩壊した」ため防衛費の増額が必要だと信じているが、財源確保については集団的な議論が行われることを期待していると述べた。
「その代わりに、ODAがすべての負担を負担するという戦術的な決定が下された」と彼女は海外開発援助について語った。
スターマー氏は彼女の書簡への返答で、援助資金の削減は「困難で苦痛な決断」だったと認めた。「しかし、国家の安全を守ることは、いかなる政府にとっても常に第一の義務でなければならない」と同氏は付け加えた。
スターマー氏はその後、長年の盟友であるジェニー・チャップマン氏が国際開発大臣に就任すると発表した。
ドッズ氏は、ガザ、ウクライナ、スーダンの人々を助ける計画や、気候変動やワクチン接種プログラムを支援する計画が今や頓挫してしまうのではないかと懸念を表明した。
「削減の規模を考えると、こうした優先事項を維持するのは不可能だろう」とドッズ氏は警告した。また、この削減は「英国がアフリカ、カリブ海諸国、西バルカン諸国から撤退することになる可能性が高い」と述べた。
スターマー氏は、政府は「世界最悪の紛争地域を含む重要なプログラムを守り続ける」と述べ、彼女の懸念を和らげようとした。
Bangladesh News/Financial Express 20250302
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/uk-minister-quits-over-overseas-aid-cut-1740841538/?date=02-03-2025
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