[The Daily Star]バリシャル・サダール郡のトンギ・バリア・ユニオンには1000人を超える漁師が暮らしているが、その多くは3月1日から4月30日までの2か月間にわたる禁漁令により深刻な経済的苦境に直面している。
代わりの収入源がないため、彼らは生きていくためにローンや借金に頼り、生活のやりくりに苦労している。
漁村を訪問した際、数人の漁師が仕事の再開に備えて網や船を修理している様子が見られた。
第2区在住で3児の母であるリナ・ベグムさん(52歳)は、この間家族を支えるためにNGOから8万タカの融資を受けたと語った。「借金しか選択肢がなかったが、今となっては返済は不可能に思える」と彼女は語った。
デルワール・ホセインさん(65歳)は、禁輸期間中に政府が援助を行うと聞いていたが、これまでのところ受けた援助は米だけだったと語った。
「米だけでは問題は解決しない。生き残るためには現金支援が必要だ」と彼は付け加えた。
トゥンギバリア連合の地元漁師協会の会長、カラム・ハウラダー氏は、連合内に1,000以上の漁師家族が居住しているにもかかわらず、政府発行の漁師カードを受け取っているのはわずか585世帯だけだと語った。
バリシャル地区漁業事務所によると、この禁止措置はバリシャルとボーラ地区の10の郡にまたがるより大規模な保全活動の一環として、バリシャル・サダール、ヒズラ、メヘンディガンジの3つの郡で施行されている。
地区漁業責任者のリポン・カンティ・ゴーシュ氏は、バリシャルには合計7万9,370人の登録漁師がいるが、現在の禁止は3郡の4万3,279人の漁師に影響を与えると述べた。
禁漁期間中、1世帯当たり80キロの米を配布する計画が進行中だ。当局は政府の救済プログラムから誰も取り残されないように、漁師のリストを慎重に確認していると彼は語った。
Bangladesh News/The Daily Star 20250303
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/rice-alone-wont-solve-our-problems-3837766
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