中国、ラテンアメリカからの食料輸入を増加へ

[Financial Express]シンガポール/北京、3月5日(ロイター):中国が米国産農産物に課した新たな関税は、世界の貿易の流れを変え、世界最大の農産物輸入国が南米、欧州、太平洋諸国からより多くの肉、乳製品、穀物を調達するよう促すことになるだろう。

業界関係者やアナリストらは、世界最大の経済大国間の貿易戦争が激化する中、大豆の主要供給国であるブラジル、小麦の主要輸出国であるオーストラリア、豚肉の主要供給国である欧州から中国への出荷が急増する可能性があると指摘した。

中国は火曜日、米国の新たな関税に対して迅速に報復し、210億ドル相当の米国農産物に対する輸入関税を10%と15%引き上げると発表した。

香港のラボバンクの動物性タンパク質担当シニアアナリスト、パン・チェンジュン氏は「中国が米国製品に輸入関税を課した後、貿易ルートの変更が起きるだろう」と述べた。

「影響を受ける主な製品は豚の内臓と鶏の足だ。豚肉については、筋肉も内臓も、中国はブラジル、スペイン、オランダ、その他のEU諸国からより多くの供給を受けることになるだろう。」

中国は米国の農産物輸出の最大の市場であり、2024年には292億5000万ドル相当の農産物を輸出する予定であり、貿易の流れに変化があれば競合する輸出業者にチャンスが生まれる可能性がある。


Bangladesh News/Financial Express 20250306
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/china-to-boost-food-imports-from-latin-america-1741197904/?date=06-03-2025