原油価格は数年ぶりの安値から回復したが、ブレント原油は70ドルを下回ったまま

[Financial Express]ロンドン、3月6日(ロイター):原油価格は木曜日、数年ぶりの安値から若干回復し、安定していたが、米国、カナダ、メキシコ、中国間の貿易関税や石油輸出国機構(OPEC)の増産計画による圧力を受け、ブレント原油は依然70ドルを下回っている。

これらの要因と米国の原油在庫の予想以上の増加により、ブレント原油価格は水曜日に68.33ドルまで下落し、2021年12月以来の安値となった。

ブレント原油先物は木曜日午前9時57分時点で28セント(0.4%)高の1バレル69.58ドル、一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は32セント(0.5%)高の66.63ドルとなった。

「米大統領の意図は原油価格の引き下げにあるようだ」と石油ブローカーPVMのジョン・エバンズ氏は述べ、原油が売られ過ぎているかどうかについては疑問が残ると付け加えた。

米国がエネルギー輸入を含むカナダとメキシコの製品に関税を課し、同時に主要生産国が2022年以来初めて生産割当量を引き上げることを決定したことで、価格は下落していた。米国が自動車メーカーを25%の関税から除外すると発表した後、原油価格は回復し、やや安定している。協議に詳しい情報筋によると、ドナルド・トランプ米大統領は、既存の貿易協定に準拠する原油やガソリンなどカナダのエネルギー輸入に対する10%の関税を撤廃する可能性があるという。


Bangladesh News/Financial Express 20250307
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-recover-from-multi-year-low-but-brent-remains-below-70-1741273995/?date=07-03-2025