[Financial Express]ロイター通信によると、世界最大の石油輸出国サウジアラビアは金曜日、市場の予想通り、またOPECが同月に段階的に供給を増やすことで合意したことを受けて、アジアの買い手に対する4月の原油価格を3か月ぶりに引き下げた。
国営石油会社サウジアラムコは、主力のアラブライト原油の4月の公式販売価格(OSP)をオマーンとドバイの価格平均より40セント引き下げ、1バレル3.50ドルとしたことが、生産者の価格設定資料で明らかになった。
先月、ロシア原油に対する米国の厳しい制裁により世界貿易が混乱し、原油価格と運賃が急騰したことを受け、アラブ・ライトのOSPはオマーンとドバイの平均価格を3.90ドル上回り、1年以上ぶりの高値を記録した。
同社はアジア向けに販売する他のグレードについても4月価格を引き下げた。
アジア向けアラブライト原油価格の値下げは、ロイターの調査による20~65セントの値下げ予想と一致した。
世界の原油の約半分を生産する石油輸出国機構(OPEC)は今週、計画通り4月に日量13万8000バレルの増産を進めることを決定した。同グループとしては2022年以来初となる。
一方、最大の輸入国である中国へのロシアとイランの原油供給は、制裁対象ではないタンカーが高額な報酬に惹かれて集まり、供給懸念が和らいだため、3月に回復しつつある。
Bangladesh News/Financial Express 20250308
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/saudi-arabia-cuts-oil-prices-to-asia-for-first-time-in-three-months-1741370136/?date=08-03-2025
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