[Financial Express]バングラデシュの国営ガス会社ルパンタリタ・プラクリティク・ガス・カンパニー(RPGCL)は、ラマダン期間中の需要増大に対応するため、イード・アル=フィトルを控えた今月後半に、さらに2回のスポット液化天然ガス(LNG)カーゴを購入する予定である。
RPGCLの幹部は、同社はすでに3月25日~26日と3月30日~31日の受け渡し期間のLNG貨物を購入するための入札を開始したと述べた。
これら2つの入札が成功すれば、バングラデシュは3月引き渡し分として5つのスポットLNG貨物を獲得できることになる。これはスポット市場からの1ヶ月あたりのLNG購入としては過去最高となる。
同国のエネルギー需要は、灌漑と夏季の需要増加に対応するため、ラマダン中およびその後の数ヶ月間増加すると予想されている。
バングラデシュ気象局の天気予報によると、今月はバングラデシュ西部と南西部で数回の熱波が襲来し、気温は40度前後に達する見込みだ。今月は強い北西風が吹く可能性もある。
落札者はベンガル湾のモヘシュカリ島にLNG貨物を搬入し、2基の浮体式貯蔵再ガス化設備(FSRU)のいずれかで貨物を降ろすオプションも持つ。
バングラデシュは、最新のスポットLNG貨物入札を、3月15日~16日の配送期間で、100万英熱量単位(ッムブツ)あたり15.47米ドルで、ガンヴォル・シンガポール株式会社に発注した。
バングラデシュは現在、長期契約に基づきカタール・エナジー社とOQトレーディング・インターナショナル社からLNGを輸入しており、スポット市場からもLNGを購入している。同国は天然ガスが枯渇しつつあることから、深刻なエネルギー危機に陥っている。
増大する需要に対応するため、政府は工業、発電所、その他ガスを大量に消費する産業へのガス供給を制限してきた。
ペトロバングラの3月8日現在の公式データによると、同国全体の天然ガス供給量は現在、1日あたり28億4,300万立方フィート(ミリグラム)前後で推移しており、これには4,000ミリグラムを超える需要に対する9億5,200万立方フィートの再ガス化LNGが含まれている。
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Bangladesh News/Financial Express 20250309
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/tenders-issued-to-buy-2-more-spot-lng-cargoes-this-month-1741455152/?date=09-03-2025
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