[Financial Express]シンガポール、3月13日(ロイター):サウジアラビアの最大の顧客である中国への原油輸出量は、中国石油化工集団(シノペック)が所有する中国の製油所のメンテナンス計画の影響もあり、4月に1年以上ぶりの低水準に落ち込む見通しだと貿易筋が13日明らかにした。
ロイターのデータによると、OPEC加盟国である同国産原油は4月に中国の顧客に3400万バレルのサウジ産原油を割り当てたが、これは前月の4100万バレルから減少した。
石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国が4月に生産量を増やす計画を進めることに同意したにもかかわらず、中国のサウジアラビア産原油需要は減少した。
ロイターが業界・貿易筋の情報を基にまとめたデータによると、シノペックは3月中旬から5月にかけて、揚子江、九江、高橋の各製油所を含む子会社の原油処理能力を少なくとも1日当たり70万バレル停止する計画だ。
サウジアラムコとシノペックはコメント要請にすぐには応じなかった。
アジアの原油市場も、2024年後半から2025年初めにかけて米国のロシアとイランの原油に対する制裁により貿易が混乱した後、安定しつつある。
貿易関係筋やアナリストらによると、中国の極東ロシア産原油とイラン産原油の輸入は、米国の禁輸措置の対象となっている船舶に代わって、高額な報酬に惹かれて非制裁タンカーが貿易に加わったことで、3月に回復する見通しだ。
世界第3位の石油輸入国であるインドへのロシアの石油供給も今月回復した。
Bangladesh News/Financial Express 20250314
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/saudi-crude-oil-supply-to-china-to-slump-in-april-1741882089/?date=14-03-2025
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