[Financial Express]ワシントン、3月14日(ロイター):米航空宇宙局(NASA)とスペースXは14日、国際宇宙ステーションに9カ月間滞在している米国人宇宙飛行士ブッチ・ウィルモア氏とスニ・ウィリアムズ氏を帰還させる待望の有人ロケット打ち上げに向けてカウントダウンを開始する。
スペースXと米宇宙機関は水曜日、フロリダから4人の宇宙飛行士の交代要員を打ち上げる「クルー10」というミッションを計画していたが、ロケットの地上システムに土壇場で問題が発生し延期を余儀なくされた。
現在午後7時3分の打ち上げが予定されているクルー10号は、土曜夜にISSに到着し、NASAのベテラン宇宙飛行士で米海軍のテストパイロットであるウィルモア氏とウィリアムズ氏が帰還することになる。2人は2024年6月にボーイング社のスターライナー宇宙船でISSへの試験飛行を行った初の人間である。
しかし、ISSへの飛行中にスターライナーの推進システムに問題が発生し、8日間の滞在予定が遅れた。NASAは、ボーイングの宇宙船で宇宙飛行士を帰還させるのはリスクが大きすぎると判断し、スペースXのカプセルで帰還させるという現在の計画につながった。また、ドナルド・トランプ大統領と、その顧問でスペースXのCEOであるイーロン・マスクが、ジョー・バイデン大統領が政治的な理由で「ブッチとスニ」をISSに残したと証拠もなく主張するなど、政治的な問題にも巻き込まれている。
「当初は短期間滞在する予定だったが、長期滞在の覚悟で来た」とウィルモア氏は述べ、彼の立場からすると、クルー10号の到着までISSに留まるというNASAの決定に政治は関係なかったと付け加えた。
「未知の、予期せぬ不測の事態に備えることが、我が国の有人宇宙飛行計画の目的であり、我々はそれを実行した」と彼は語った。
NASAによると、この2人の宇宙飛行士は宇宙ステーションの他の宇宙飛行士とともに科学研究や定期メンテナンスを行っており、無事だという。
Bangladesh News/Financial Express 20250315
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/nasa-spacex-try-again-to-launch-rocket-set-to-bring-back-stuck-astronauts-1741966898/?date=15-03-2025
関連