英国企業が中東への投資に注目

[Financial Express]リヤド、3月17日(アラブニュース):新たな調査によると、主要な投資拠点としての中東に対する英国のビジネスリーダーの関心は、同地域の経済変革と戦略的魅力に牽引されて、2倍の36パーセントに上昇した。

この調査は、コミュニケーションコンサルタント会社ペイジフィールドが実施したもので、金融、テクノロジー、製造業の分野の上級管理職200名以上を対象に行われた。

ヨーロッパは主要地域で、回答者の55%がヨーロッパを主要な国際投資市場として挙げているが、中東の魅力が高まっているのは、経済の多様化と外国直接投資の誘致に向けた地域の取り組みを反映している。

サウジアラビアのNEOMやUAEの大規模開発などの巨大プロジェクトは、景観を一変させ、より多くの世界資本を引き付けることが期待されている。

「データは英国企業の国際的展望の明確な変化を示している。欧州は依然として最優先事項だが、中東とアジアへの関心の急激な高まりは、潜在力の高い新しい市場への関心が高まっていることを示している」とペイジフィールドのパートナー、クリストファー・クラーク氏は述べた。

同氏はさらに、「企業は伝統的な拠点を超えて、経済の活力と戦略的優位性の両方を提供する地域でのビジネスチャンスを求めている」と付け加えた。

サウジアラビアの地域本部プログラムは、英国企業を含む国際企業にとって大きな魅力となっている。このプログラムでは、法人所得税と本部活動に対する源泉税の30年間免除などの優遇措置のほか、割引やサポートサービスなどの特典も提供される。

IHGホテルズ&リゾーツ、パスワードC、デロイトなど、英国の大手企業数社はすでにサウジアラビアに地域本部を設置し、同国の急速な経済変革を有効活用する態勢を整えている。調査ではまた、投資対象が22%から32%に上昇し、英国企業のアジアへの関心が高まっていることも明らかになった。

調査の参加者は、英国企業が国際展開を進めるにあたり、政府による支援を強化する必要があると強調した。

調査によると、英国企業の83%が、政府は国際的な成長を支援するためにもっと努力する必要があると答え、約31%が自由貿易協定が最も重要なメカニズムであると考えている。


Bangladesh News/Financial Express 20250318
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/uk-businesses-eyeing-middle-east-investments-1742231953/?date=18-03-2025