[The Daily Star]アラカン・ロヒンギャ救世軍(アラカン・ロヒンギャ救世軍)の最高司令官アタウラ・アブ・アマル・ジュヌニが逮捕された後、同軍のメンバーは新たな指導部の下でロヒンギャ難民キャンプでの活動を再開しようとしている。
関係者によると、武装グループのスポークスマンを務めてきたマウラナ・ボルハン氏が、アタウラー氏の不在中に暫定首長に任命されたと伝えられている。
一方、アタウッラーの主要仲間であるマウラナ・ハリド氏は昨日、メンバーに対し、立場を堅持し活動を続けるよう求める音声声明を発表した。
「アタウラ氏の不在下でも我々の活動は続く。後退しないでくれ。我々はさらに力強く前進する」とハリド氏はメッセージの中で述べており、同紙はメッセージのコピーを入手した。
ミャンマーとは一切関係なくグループの活動を指揮しているとみられるハリド容疑者は、支持者らに対し、敵対者を注意深く監視するよう指示した。
3月16日、緊急行動大隊はナラヤンガンジとマイメンシンで特別捜査を実施し、アタウラ容疑者と他の9人を逮捕した。警察によると、容疑者は過去4か月間、ナラヤンガンジでアパートを借りて妻と暮らしていたという。
逮捕後すぐに、アラカン・ロヒンギャ救世軍のメンバーの一団は不満を募らせ、ロヒンギャ連帯組織(RSO)の敵対勢力による攻撃を恐れてキャンプから逃げようとした。こうした状況の中、アラカン・ロヒンギャ救世軍の指導部に変化がもたらされた。
武装警察第14大隊の指揮官でもあるモハメド・シラジ・アミン副監察官は昨日、デイリー・スター紙に次のように語った。「マウルナ・ボルハンが指揮を執っているという情報はない…マウラナ・カリドの所在についても手がかりはない。」
「我々はキャンプ内で不都合な事件が起きないよう警戒している」と彼は付け加えた。
一方、アラカン・ロヒンギャ救世軍のメンバーのグループは、アタウラ氏を自由の闘士でありロヒンギャ族の英雄として描き、彼の釈放を求めて運動している。
キャンプ関係者によると、水曜日のエシャ礼拝ではグループがアタウラー氏のために祈りを捧げ、他のグループは彼の逮捕を祝ったという。
キャンプ1東のロヒンギャの若者、アブドゥル・ハキムさんは、アラカン・ロヒンギャ救世軍とその敵対勢力との衝突を予想し、恐怖の中で暮らしていると語った。
難民救済帰還委員(RRRC)のモハメド・ミナズール・ラーマン氏は昨日、ロヒンギャ族の一団がデモを行い、ビデオメッセージを流布していることは承知していると本紙に語った。
現在、130万人以上のロヒンギャ族がウキヤとテクナフの33の難民キャンプに居住している。
一方、フォーティファイ・ライツは昨日のプレスリリースで、バングラデシュ当局はアタウラ氏をミャンマーとバングラデシュでの戦争犯罪で訴追するため、ハーグにある国際刑事裁判所(国際刑事裁判所)と連携すべきだと述べた。
「アラカン・ロヒンギャ救世軍の最高司令官として、アタ・ウラー氏はロヒンギャの民間人に対する標的殺害、拉致、拷問など、国際法の甚だしい違反行為を命令し、監督する責任を負っている」とフォーティファイ・ライツの最高経営責任者マシュー・スミス氏は述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250321
https://www.thedailystar.net/top-news/news/new-leader-takes-charge-arsa-rohingya-camps-3853651
関連