投資家が安全な避難先を求める中、金は3週連続で上昇へ

[Financial Express]金価格は金曜日に下落したが、地政学的および経済的不確実性や、今年後半の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待の中での安全資産としての需要に支えられ、3週連続で上昇する見通しだとロイター通信は伝えている。

金現物は東部標準時午前8時59分(グリニッジ標準時午後12時59分)時点で0.3%下落し、1オンス当たり3,034.02ドル。米国の金先物は0.1%下落し、3,040.90ドル。金地金は今週これまでに1.7%上昇している。

「週末を前にしたちょっとした利益確定だ。貿易不安と地政学的リスクに基づく安全資産としての需要が引き続き主な原動力となっている」とザナー・メタルズの副社長兼シニア金属ストラテジスト、ピーター・グラント氏は語った。

地政学的緊張と経済的不確実性の中、金価格は今年これまでに16回、過去最高値を更新しており、そのうち4回は重要な3,000ドルの水準を超え、木曜日には1オンス当たり3,057.21ドルの史上最高値を記録した。

ドナルド・トランプ米大統領は依然として、新たな相互関税率を4月2日に発効させる意向だ。

米連邦準備制度理事会(FRB)は水曜日、広く予想されていた通り政策金利を据え置いたが、年末までに2回の0.25パーセントポイントの利下げを示唆した。

LSEGのデータによると、トレーダーらは今年、FRBが少なくとも25ベーシスポイントの利下げを2回実施し、合計71ベーシスポイントの緩和を実施すると見込んでおり、7月の利下げは完全に織り込まれている。

金は伝統的にインフレや経済不安定の時期における安全な投資とみなされており、低金利環境でも好調な傾向がある。

銀現物は1.4%下落して1オンス33.08ドル、プラチナは1%下落して974.90ドル、パラジウムは0.6%下落して946ドルとなった。これら3つの金属はいずれも週間で下落する見通しだ。


Bangladesh News/Financial Express 20250322
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-set-for-third-weekly-gain-as-investors-seek-safe-haven-1742577078/?date=22-03-2025