ドル高で金価格下落

ドル高で金価格下落
[The Daily Star]金価格は、ドル高と利益確定により金曜日に1%下落したが、地政学的、経済的不確実性が残り、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ見通しにより、金価格は3週連続で上昇する見通しを維持した。

金現物は東部標準時午後1時43分(グリニッジ標準時午後17時43分)時点で1%下落し、1オンス当たり3,015.43ドルとなった。米国の金先物は0.7%下落し、3,021.40ドルで引けた。金地金は今週これまでに1%上昇している。

金は伝統的に地政学的、経済的に不確実な時期の安全資産とみなされ、低金利環境では好調な動きを見せており、今年に入って16度目の高値を更新し、木曜日には1オンス当たり3,057.21ドルの史上最高値に達した。

「市場は一息ついている。この水準では利益確定の動きがみられるほか、ドルも今日は強気だ」とマレックスのアナリスト、エドワード・メイア氏は語った。

米ドルは0.3%上昇し、2週間ぶりの高値となり、ドル建ての金は海外の買い手にとってより高価になった。

ザナー・メタルズの副社長兼シニア金属ストラテジストのピーター・グラント氏は「貿易懸念と地政学的リスクの両方に基づく安全資産としての需要が継続しており、これが引き続き主な原動力となっている」と述べた。

ドナルド・トランプ米大統領は依然として、新たな相互関税率を4月2日に発効させる意向だ。

米連邦準備制度理事会(FRB)は水曜日、広く予想されていた通り政策金利を据え置いたが、年末までに2回の0.25パーセントポイントの利下げを示唆した。

LSEGのデータによると、トレーダーらは今年、FRBが少なくとも25ベーシスポイントの利下げを2回実施し、合計71ベーシスポイントの緩和を実施すると見込んでおり、7月の利下げは完全に織り込まれている。

イスラエルは、残る人質の解放を迫るため、ガザ地区のハマスに対する空、陸、海からの攻撃を強化すると発表し、事実上2か月の停戦を放棄し、パレスチナの有力武装グループに対する全面的な空と陸の攻撃を開始した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250324
https://www.thedailystar.net/business/news/gold-dips-stronger-dollar-3855936