インドは反ハシナ運動を知っていたが、介入できなかった

[The Daily Star]インドのS・ジャイシャンカール外務大臣は対外問題諮問委員会に対し、8月5日のハシナ政権打倒を前にバングラデシュで反ハシナ派の波が高まっていることを認識していると語った。

しかし、インドはハシナ首相に対して必要な影響力を欠いており、できることは「助言」することだけだと、同首相は土曜日に国会議員らに語ったとヒンドゥー紙は伝えている。

報告書によると、ジャイシャンカル氏は、蜂起中に非武装の抗議者と衝突しないよう国連がバングラデシュ軍に警告したという、国連人権高等弁務官フォルカー・トゥルク氏の最近の発言を引用し、そのような行動は国連が軍の平和維持活動への参加を禁止するきっかけになると述べた。

対外問題諮問委員会のメンバーはジャイシャンカル外相と会談し、バングラデシュ、ミャンマー、モルディブ、スリランカ、パキスタン問題を中心にインドの外交政策について議論した。

一方、数々の国際的要人を接待してきた首席顧問のムハマド・ユヌス教授は中国を訪問する予定で、両国はチッタゴンとダッカ、そして中国の目的地間の接続性を高める航空路線に関する協定を含む複数の協定に署名する予定である。

ジャイシャンカル外相はバングラデシュにおける「外部勢力」の役割を強調し、中国は「敵ではなく競争相手」であると述べた。

ヒンドゥー紙の報道によると、彼はまた、2014年11月以来会合を開いていないSAARCの将来についても議論した。

イスラマバードは2016年11月に第19回SAARC首脳会議を主催する予定だったが、2016年9月18日にウリのインド軍事施設でテロ攻撃が発生した後、インドが参加を撤回したため、会議は中止された。

それ以来、インドはBIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアティブ)での協力を支持しており、SAARC復活の範囲について疑問が生じている。

しかし、ジャイシャンカル氏は「サールク諸島は議題から外れたわけではない」と述べ、地域連合は「一時停止」されていると示唆した。

議員らはまた、モルディブ、スリランカ、バングラデシュ、ネパールにおける中国の影響力拡大に対抗するためのインドの動きについても説明を求めたと報道は付け加えた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250324
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/diplomacy/news/india-knew-anti-hasina-wave-could-not-interfere-3855321