ハイテク競争で世界の投資家が後退し、中国の株式発行が倍増

[Financial Express]シドニー、3月24日(ロイター): 世界の投資家は2年間の傍観を経て中国本土の株式市場を再評価する傾向が強まっており、銀行関係者は、1─3月の株式発行が前年比で倍増した市場では、これが新たな取引を促すだろうとみている。

銀行家やアドバイザーらは、ハイテク大手に対する政府の監視緩和と、破壊的なAIソフト開発企業ディープシークの台頭は、米中による報復的な輸入関税の影響を懸念する海外投資家にとっても、十分に魅力的な要素だと指摘した。

LSEGのデータによれば、第1四半期の中国企業による株式発行総額は168億ドルに達し、前年同期比119%増加した。

「投資家の心理は変化した。中国は投資対象ではないと多くの人が考えていたが、今ではこれは再評価のプロセスだと考える人が多い」とゴールドマン・サックスの日本を除くアジア株式資本市場責任者、ジェームズ・ワン氏は語った。

「リスク認識は残っているが、それは機会の探求へとシフトしている。これはロングオンリーの存在感がますます強まっていることからも明らかだ。」

金融の中心地である香港では、指標となるハンセン指数(.HSI)が今年21%上昇し、国際的に最も好調な株価指数となっていることが、LSEGのデータで明らかになった。12か月ベースでは、同指数は12か月の株価収益率10.5倍で取引されている。

MSCI中国指数の12ヶ月PERは11.7倍で、MSCI米国は20.3倍、Sは「世界第2位の経済大国である中国は、世界の投資家に対し、他の市場よりも40%低い株価評価を提示している」と王氏は語った。

「中国政府とディープシークによるさまざまなミクロ政策により、中国株の認識価値が強化され、評価ギャップがより顕著になり、投資家に下落サポートを提供している。」

ユーロ圏の経済成長は7カ月ぶりの高水準に加速した。

投資家を引き付けているのは、ハイテク業界の力学の変化だ。習近平国家主席が先月、ハイテク業界のトップリーダーらと開いた首脳会談は、2020年に始まった同業界に対する政府の厳しい監視が緩和されつつある兆候だと広く受け止められた。


Bangladesh News/Financial Express 20250325
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/china-equity-issuance-doubles-as-tech-race-draws-back-global-investors-1742837842/?date=25-03-2025