なぜ殺人犯たちはまだ自由なのか?

なぜ殺人犯たちはまだ自由なのか?
[The Daily Star]7月蜂起の殉教者の家族約70人が昨日、国際刑事裁判所(ICT)の前で3時間座り込みを行い、愛する人たちのために正義を求めた。

抗議者たちは法廷に入ろうとしたが警察に阻止され、その後法廷の外で座り込みを行った。

遅い法的手続きにいらだちを募らせた彼らは、何の解決もないまま8カ月が経過したと述べた。容疑者の多くは依然として逃亡中で、デモ参加者の中には容疑者から脅迫を受けたと主張する者もいる。

「7カ月が経過したが、いまだに正義は実現していない。殺人犯たちはまだ自由だ」と殉教者ソヘル・ラナさんの母ラシェダ・ベグムさんは語った。

抗議活動は午後12時半ごろに始まった。参加者らは「正義を求める」「息子は墓の中にいるのに、なぜ殺人犯は自由の身なのか」「シェイク・ハシナ氏に懲罰を求める」などさまざまなスローガンを叫んだ。

殉教者アミヌル・イスラムの母セリーナ・ベグムさんは「息子を失ったことは耐え難い。司法の遅れも辛い。犯人の多くは逮捕さえされていない」と語った。

午後2時頃、検察官のガジ・モナワール・ホセイン・タミム、モイヌル・カリム、BMスルタン・マフムードが抗議者らと面会した。タミムは最新情報を提供し、過去5か月間で300件の苦情が寄せられ、23件の訴訟が起こされ、145件の逮捕状が発行されたと述べた。

ある殉教者の母親は、シェイク・ハシナ氏が彼女の父親の殺害者を裁判にかけたのに、彼女の息子の殺害者は処罰されていないと指摘した。

これに対しタミムさんは、ハシナ首相が父親殺害犯を裁くのに50年かかったと述べた。これに抗議者らは激怒し、母親は「私も50年待てと言うの?」と反論した。

検察当局が抗議者らに検事長と面会するために代表者を送るよう求めたところ、抗議者らは拒否し、検事長が自分たちのところに来るよう要求した。3時間待っても検事長が現れなかったため、抗議者らは午後3時半に座り込みを終了し、検事長の辞任を求めた。

モハマド・タジュル・イスラム主任検察官はその後、遺族らには要求を表明する権利があると記者団に語った。

同氏は、法廷はしかるべき法的手続きに従うだろうと述べた。「人道に対する罪の裁判に6~7カ月では十分ではない」と付け加えた。

「しかし、4~5件の事件の捜査はほぼ完了している。国際基準を満たすために十分な時間をかけている」とも述べた。

一方、別の抗議団体は「ジュライ・マンチャ」の旗を掲げ、アワミ連盟の禁止を要求して最高裁判所前でデモを行った。


Bangladesh News/The Daily Star 20250325
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/why-are-the-killers-still-free-3856706