ユヌス氏は本日中国へ出発

ユヌス氏は本日中国へ出発
[The Daily Star]ムハマド・ユヌス首席顧問は今日の午後、4日間の中国訪問に出発する予定だ。昨年8月8日に政権を担うようになって以来、初の二国間訪問となる。

「大統領の初の二国間訪問の選択はメッセージを発するものだ。我々は中国を非常に重要な友人とみなしている。中国も同じ気持ちだ」とジャシム・ウディン外相は昨日、外務省での記者会見で語った。

ユヌス氏は、中国政府が派遣した飛行機で、トゥーヒド・ホセイン外務顧問や政府関係者、警備員を含む57人からなる代表団を率いる予定だ。

この訪問はバングラデシュと中国の外交関係樹立50周年を記念するものである。

「中国はバングラデシュ暫定政府との協力を迅速に約束した国の一つだ。中国の医師団がバングラデシュを訪問し、7月の暴動で負傷した人々に支援を送った」とジャシム氏は語った。

3月27日には、アジア版ダボス会議とも呼ばれるボアオ・アジアフォーラムの開会総会で演説し、中国の丁学祥副首相や一部のビジネスリーダーらと個別に会談する予定。

ユヌス氏は、2007年に中国海南省で開催された会議に最後に出席し、有名な「3つのゼロ」理論と地球規模の問題に対する持続可能な解決策を発表する予定だ。

3月28日には北京の人民大会堂で習近平国家主席と会談する予定。

習氏は今後、ファーウェイ傘下のハイテク企業を訪問し、中国の大手メディアのインタビューに応じる見通し。3月29日には北京大学から名誉博士号を授与され、講演も行う予定。

両国は、経済・技術支援、人材育成支援、災害軽減協力、中国語書籍センターの設立、中国古典文学の翻訳・出版、スポーツ分野での協力、両国の国営通信社間の協力などについて、いくつかの協定や覚書に署名する見込みだ。

ユヌス氏と習主席の会談では、ティスタ川の水管理、ロヒンギャ危機、開発援助、保健医療分野での協力、さまざまな世界的問題に対するバングラデシュの立場などが話題に上がる予定だ。

ティスタ川の水管理プロジェクトが議論されるかとの質問に対し、ジャシム氏は、中国大統領との会談は議題主導ではなく、むしろ双方が自ら選んだ問題を議論することになるだろうと述べた。

「しかし、水管理問題について議論することには双方の関心がある。その上で、ティスタ問題も議論する余地がある」と彼は語った。

防衛協力が行われるかどうかとの質問に対し、ジャシム氏は、中国との防衛協力の歴史を考えると、この問題は協議の中で取り上げられる可能性があると述べた。

ロヒンギャ問題については、バングラデシュはここ数年間ロヒンギャの帰還に取り組んでおり、中国もその取り組みに関与していると述べた。

「今回の会談で我々が期待しているのは、ミャンマーの状況に関する中国の見解と我々の見解を共有することだ。それに基づいて、我々は今後の行動方針を議論できる」と彼は語った。

中国によるバングラデシュへの財政支援、融資の譲歩、専門病院に関する発表があるかもしれない。


Bangladesh News/The Daily Star 20250326
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/yunus-leaves-china-today-3857616