[Financial Express]ニューデリー、3月26日(ロイター):インドは両国が交渉中の貿易協定の第一段階で、米国からの輸入品230億ドル相当の半分以上に対する関税を引き下げる用意があると、政府筋2人が明らかにした。相互関税を回避するのが狙いで、ここ数年で最大の引き下げとなる。
この南アジアの国は、4月2日から発効予定のドナルド・トランプ米大統領による全世界への相互関税の影響を緩和したいと考えている。この脅威は市場を混乱させ、西側同盟国の間でさえ政策立案者を慌てさせている。
事情に詳しい政府筋2人がロイター通信に語ったところによると、インド政府は内部分析で、こうした相互関税により米国への総輸出額660億ドルのうち87%が影響を受けると推定している。
この合意により、インドは現在5~30%の関税が課せられている米国製品の55%に対する関税を引き下げる用意があると、メディアへの発言権限がないとして匿名を条件に語った両情報筋は述べた。
関係筋の1人によると、インドは米国からの230億ドル相当の輸入品について、このカテゴリーの関税を「大幅に」引き下げるか、一部を撤廃する用意があるという。
インドの貿易省、首相官邸、政府報道官はコメントを求めるメールに返答しなかった。
世界貿易機関のデータによれば、米国の貿易加重平均関税は全体で約2.2%で、インドは12%である。米国はインドに対して456億ドルの貿易赤字を抱えている。
Bangladesh News/Financial Express 20250327
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/india-eyes-tariff-cut-on-55pc-us-imports-to-shield-its-exports-1743005201/?date=27-03-2025
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