米国の関税が貿易摩擦を激化させ、金先物は過去最高値を記録

[Financial Express]ニューデリー、3月27日(ロイター): ドナルド・トランプ米大統領による新たな自動車関税の発表を受けて、世界的な貿易摩擦の激化と株式市場の急落を受け、投資家が安全資産である金を求めたことから、米国の金先物は27日、過去最高値を更新した。

米国の金先物は、取引開始前に史上最高値の3,065.50ドルを記録した後、1.1%上昇して3,056.10ドルとなった。一方、金現物は午前9時10分時点で1オンスあたり3,047.89ドル上昇した。

金は伝統的に、経済や政治の不確実性に対するヘッジとして見られ、低金利環境では好調に推移することが多い。金の現物価格は今年、16回も最高値を更新し、3月20日には史上最高値の3,057.21ドルに達した。

RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ボブ・ハバーコーン氏は「(金先物は)まもなく3100ドルに達する見込みで、主なきっかけはトランプ大統領の関税計画をめぐる不確実性による安全資産としての買いだ」と述べた。

トランプ大統領が、米国の貿易赤字の大半を占めていると主張する国々を標的に、相互関税を発表する予定の翌日に、輸入車に25%の関税を課すと発表したことを受けて、オタワからパリまでの各国政府は報復を警告した。

銀現物は0.6%上昇して1オンス33.90ドル、プラチナは0.5%下落して970.25ドル、パラジウムは0.4%上昇して972.42ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250328
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-futures-hit-record-high-as-us-tariffs-spark-trade-tensions-1743086705/?date=28-03-2025