[Financial Express]ロイター通信によると、ドナルド・トランプ大統領政権が広範な貿易制限を課すのではなく、より選択的に関税を適用するだろうという楽観的な見方から株式市場が当初反発し、3月26日までの週に世界の株式ファンドに多額の資金流入が見られた。
LSEGリッパーのデータによると、投資家は今週、世界の株式ファンドを純額で354億3000万ドル購入した。前週の純額は294億9000万ドルだった。
MSCI世界指数は3月13日に6カ月ぶりの安値819.94を記録した後、4.26%も回復し、火曜日には2週間半ぶりの高値854.88に達した。
しかし、ドナルド・トランプ米大統領が水曜日に外国製の自動車と自動車部品に25%の輸入税を課すと発表したことで、投資家の間で本格的な貿易戦争の可能性に対する懸念が再燃し、週の後半には世界の株価は小幅下落に転じた。
米国の株式ファンドは、週当たり純流入額が224億4,000万ドルとなり、前週の純流出額335億3,000万ドルから大きく反転した。
欧州およびアジアの株式ファンドも投資家の強い関心を集め、純流入額はそれぞれ68億4,000万ドルと43億6,000万ドルに達した。
テクノロジー部門が13億2000万ドルの流入でトップとなり、金融部門と工業部門がそれぞれ8億200万ドルと7億5400万ドルで続いた。
世界の債券ファンドは13億7,000万ドルの純購入を記録し、前週の2億5,500万ドルの純売却から回復した。
ユーロ建て債券ファンドには4週連続で資金流入が記録され、総額は12億8000万ドルとなった。一方、短期債券ファンドには7億9100万ドルが流入した。
一方、マネー・マーケット・ファンドは487億3000万ドルの純流出となり、損失は3週連続で拡大した。
金や貴金属に重点を置く商品ファンドは、需要の高まりにより、過去4週間で最高となる30億3000万ドルの資金流入を獲得した。
BNPパリバ・アセット・マネジメントのマルチアセット投資責任者ウェイ・リー氏は、金ETFへの流入急増は機関投資家からの需要増加によるものだと述べた。
新興市場ファンド29,634社のデータによると、株式からの資金流出は3週間ぶりの低水準となる1億6,300万ドルに減少したが、債券ファンドは純流出額が4億4,800万ドルとなり、2週連続で資金の償還があった。
Bangladesh News/Financial Express 20250329
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-funds-see-strong-weekly-inflows-1743183643/?date=29-03-2025
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