ミャンマー軍事政権の指導者がBIMSTECサミットに自ら参加

[Financial Express]ヤンゴン、4月2日(ロイター):先週壊滅的な地震に見舞われたミャンマーのミン・アウン・フライン軍事政権指導者は、金曜日にバンコクで主に南アジアの首脳が集まる地域首脳会議に出席する予定だとタイ外務省が発表した。

BIMSTEC(ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアティブ)の首脳会議は4月2日から4日まで開催される予定。参加国はタイ、ミャンマー、インド、バングラデシュ、ネパール、スリランカ、ブータン。

今回の訪問は、ミン・アウン・フライン大統領が2021年のクーデターで権力を掌握し、内戦を引き起こして以来、東南アジア諸国を訪問するのは珍しい。同大統領は現在ミャンマーに滞在しており、同国では金曜日に発生したマグニチュード7.7の地震による死者数が水曜日までに2,886人に上った。この地震は同国を襲った過去100年以上で最悪のものとなった。

ミン・アウン・フライン氏は西側諸国の制裁対象となっており、ミャンマー軍が東南アジア諸国連合(ASEAN)との合意に基づく和平計画を履行していないため、ASEANの首脳会議への出席も禁じられている。

タイ外務省報道官のニコルンデイ・バランクラ氏は水曜日の記者会見で、ミャンマー軍事政権指導者がBIMSTECサミットに自ら出席するかどうかとの質問に対し、「彼はサミット当日に会議に参加するだろう」と述べた。「しかし、彼の渡航スケジュールはまだ受け取っていない」と同氏は述べた。

別のタイ当局者は匿名でロイター通信に対し、ミン・アウン・フライン外相が首脳会談に自ら出席すると語った。タイは今週初め、ミン・アウン・フライン外相がリモートで出席できると発表していた。

ミャンマーでここ数年で最悪の自然災害となったことで、軍事政権が選挙で選ばれた政府を追放し残忍な内戦を引き起こして以来4年間閉ざされていた外交ルートが開かれ、孤立していたミン・アウン・フライン将軍の立場が強化された。


Bangladesh News/Financial Express 20250403
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/myanmar-junta-chief-to-join-bimstec-summit-in-person-1743607936/?date=03-04-2025