[Financial Express]ガザ、4月2日(ロイター/AFP):イスラエルは水曜日、ガザ地区での軍事作戦を大幅に拡大すると発表した。同地区の広大な地域を制圧して安全保障地域に加え、住民の大規模な避難を実施すると述べた。
イスラエルの指導者たちは、2007年以来ガザ地区を支配してきた過激派組織ハマスに対する抗議の兆候に勇気づけられており、作戦拡大は少なくとも部分的にはハマス指導者に対する民間人の圧力を強めることを狙っているようだ。
イスラエル・カッツ国防相は声明で、戦闘が行われている地域から避難を行うと述べ、ガザ地区の住民に対し、戦争を終わらせる唯一の方法としてハマスを排除しイスラエル人人質を返還するよう求めた。
イスラエル軍はすでに、南部の都市ラファ周辺とハーン・ユニス市方面に住むガザ地区住民に対し、以前人道支援地域に指定されていた沿岸部のアル・マワシ地区へ避難するよう避難警告を発していた。
イスラエル軍ラジオは、ガザでの作戦準備のため先月南部司令部地域に派遣された第36師団が作戦に参加すると伝えた。カッツ氏の声明では、イスラエルがどの程度の土地を占領するつもりなのかは明らかにされなかった。
イスラエル軍はすでにガザ地区内に大規模な緩衝地帯を設けており、戦争前に飛び地の周囲にあった地域を拡大し、ガザ地区の中央を通るいわゆるネツァリム回廊に広大な警備区域を追加している。
一方、ドナルド・トランプ米大統領がパレスチナ自治区からの永久的な撤退と米国管理下の沿岸リゾート地としての再開発を求めたのを受け、イスラエルの指導者らはパレスチナ人の自主的な撤退を促す計画だと述べている。
イスラエルのガザ地区で飢餓が再び発生
封鎖によりパン屋が閉店
戦争で荒廃したガザ市の工業用パン工場では、かつては毎日何千ものピタパンを生産していたベルトコンベアが停止してしまった。
ファミリーズ・ベーカリーは、イスラエルの封鎖による小麦粉と燃料の不足のため、ここ数日生産を停止している世界食糧計画(WFP)の支援を受ける約20のベーカリーのうちの1つである。
「ガザ地区にあるWFPが支援するパン屋25軒はすべて、燃料と小麦粉の不足により閉鎖された」と国連機関は火曜日の声明で述べ、「今後2日以内に最後の食糧を配布する予定だ」と付け加えた。
ガザ地区のパン屋経営者協会会長でファミリーズ・ベーカリーのオーナーでもあるアベド・アル・アジュラミ氏は、AFPに対し、ガザ地区のパン屋の唯一のスポンサーはWFPであり、パン屋に「必要なものすべて」を提供していると語った。
「パン屋の閉店による影響は、住民にとって非常に厳しいものになるだろう。住民には他に頼る手段がないからだ」と同氏はAFPに語った。
Bangladesh News/Financial Express 20250403
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israel-to-expand-gaza-military-operation-1743607919/?date=03-04-2025
関連