景気後退懸念が高まる中、銀行株の世界的な暴落が深刻化

[Financial Express]東京/ロンドン、4月4日(ロイター):ドナルド・トランプ米大統領が100年ぶりの高水準となる関税の壁を発表したことを受けて、景気後退への懸念が市場に広がり、金曜、世界中の銀行株が急落した。

欧州の銀行株は12時40分までに8%下落し、金融セクターはSTOXX欧州600指数の最大の足かせとなった。

中国財政省が金曜日、トランプ大統領の関税への報復として4月10日から全ての米国製品に34%の追加関税を課すと発表したことを受けて、売りが加速した。

米国の銀行株は木曜日に数カ月ぶりの安値に落ち込んだ後、市場前取引でも下落が続いた。米銀行最大手のJPモルガン・チェースは4.4%下落し、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは5%以上下落した。

アジアでは、日本の大手銀行が2008年の金融危機以来最大の損失で週を終え、トランプ大統領の貿易戦争の影響について市場がこれまでで最も不安を抱くシグナルの一つとなった。

米国が数十年かけて築き上げてきた自由貿易秩序を破棄するなか、成長のバロメーターである銀行株は大打撃を受けている。


Bangladesh News/Financial Express 20250405
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/global-rout-in-bank-shares-intensifies-as-recession-fears-mount-1743783101/?date=05-04-2025