米国の関税は世界経済にとって「重大なリスク」

[Financial Express]ワシントン、4月4日(AFP):IMFのクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事は4日、米国の新たな関税は「明らかに世界経済の見通しに大きなリスクをもたらす」と述べ、米国に対し貿易相手国と協力するよう求めた。

この声明は、ドナルド・トランプ大統領の最新の世界的な関税攻撃により貿易戦争が深刻化し、世界的な景気後退を招きインフレを加速させるのではないかと多くの人が懸念する事態になって以来、IMF総裁が初めて出した声明だ。

国際通貨基金(IMF)の専務理事は声明で、関税は「成長が低迷する中、世界経済の見通しにとって明らかに大きなリスクとなる」と述べた。

ゲオギエワ氏は「世界経済にさらなる打撃を与える可能性のある措置を避けることが重要だ」と付け加えた。

「我々は米国とその貿易相手国に対し、貿易摩擦を解決し不確実性を軽減するために建設的に取り組むよう要請する。」

ワシントンに拠点を置く同機関は1月、今年の世界経済成長率は3.3%に達すると予想しているが、これは21世紀の最初の20年間の平均世界経済成長率3.7%を下回る水準だと述べた。

IMFは、前例のない米国の貿易関税攻撃が最大の議題となるワシントンでの春季会合に合わせて、今月下旬に新たな見通しを発表する予定だ。


Bangladesh News/Financial Express 20250405
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/us-tariffs-a-significant-risk-to-world-economy-1743783079/?date=05-04-2025