米国の関税懸念の中、株価はまちまちのパフォーマンスを見せる

米国の関税懸念の中、株価はまちまちのパフォーマンスを見せる
[The Daily Star]バングラデシュの株式市場の指数は昨日、2日連続でまちまちな動きを示した。

ダッカ証券取引所(DSE)は下落したが、チッタゴン証券取引所(CSE)は米国による貿易関税引き上げへの懸念が高まる中、小幅な上昇となった。

DSEのベンチマーク指数であるDSEXは8.49ポイント(0.16%)下落し、5,196で取引を終えた。

同国の高級証券取引所の他の2つの指数もまちまちな動きを示した。

シャリア法に準拠したDSES指数は1.85ポイント(0.16%)下落して1,165となり、一方優良株を表すDS30指数は1.37ポイント(0.07%)上昇して1,930となった。

DSEフロアで取引された銘柄のうち、150銘柄は値上がりし、191銘柄は値下がりし、残りの銘柄は値動きがなかった。

CSEでは、港湾都市証券取引所の総合指数であるCSE総合株価指数(CASPI)が0.80ポイント(0.01%)上昇し、1万4561で引けた。

市場のもう一つの重要な指標である売上高は、前日の取引セッションと比較して13.09パーセント増加し、47億タカとなった。

医薬品部門が市場活動を支配し、総売上高の24.36パーセントを占めた。

バングラデシュ海運公社は、売上高3億3,300万タカで、最も取引量の多い株となった。

シャンタ証券は毎日の市場更新で、市場の動きは製紙・印刷、銀行、皮革産業の時価総額のマイナス変化によって引き起こされたと指摘した。

一方、旅行業界の時価総額にはプラスの変化があった。 BRAC EPL株式ブローカーは市場アップデートで、時価総額(現在の株式総額)で大きな割合を占める大型株セクターのパフォーマンスはまちまちだったと述べた。

非銀行金融機関(NBFI)が0.73%と最も高い上昇率を記録し、次いで通信(0.63%)、エンジニアリング(0.05%)となった。

しかし、食品・関連セクターは0.27%、燃料・電力セクターは0.28%、医薬品セクターは0.28%、銀行セクターは0.32%の下落となった。

先週、米国政府がバングラデシュは米国製品に実質74%の関税を課していると発表したことを受けて、投資家心理は不安定になっているようだ。

これに対して米国は、バングラデシュの輸出品に対して37%の「割引相互関税」を提案した。

こうした展開の中、首席顧問のムハマド・ユヌス教授はドナルド・トランプ大統領に書簡を書き、商務顧問のスク・バシル・ウディン氏も米国通商代表部に宛てて、貿易関係と投資家の信頼の回復を求めた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250408
https://www.thedailystar.net/business/news/stocks-show-mixed-performance-amid-us-tariff-concerns-3865786