[The Daily Star]インド外務省報道官ランディール・ジャイスワル氏は昨日、ニューデリーで記者団に対し、インドはダッカと前向きで建設的な関係を望んでいると語った。
このメッセージは先週バンコクで行われたナレンドラ・モディ首相とムハマド・ユヌス首席顧問教授との会談中にバングラデシュに伝えられたと彼は付け加えた。
「バンコクで双方の会談を行いました。その後、バングラデシュに対する我々のアプローチをまとめたプレスリリースを発表しました。我々はバングラデシュと前向きで建設的な関係を築きたいと考えています」と彼は述べた。
彼はまた、「バンコクでは、バングラデシュにおける少数民族への暴力問題が取り上げられました。残虐行為や暴力事件は彼らに対して実際に起こったことであり、それを政治的な理由やメディアの誇張のせいで片付けたり、願って見過ごしたりすることはできません」と述べた。
インドの「チキン・ネック」(インド本土と北東部諸州を結ぶ細長い陸地)に近いバングラデシュ北西部に中国空軍基地を設置する計画があるとのメディア報道について問われると、ジャイスワル外相は「我々は国境付近で我々の安全を脅かすあらゆる動きを注視し、適切な措置を講じている」と改めて強調した。
ユヌス外相の中国訪問中のティスタ川に関するコメントについて問われると、ジャイスワル氏はティスタ川の水資源分配問題は二国間問題であると明言した。
インドとバングラデシュはティスタ川を含め54の河川を共有しており、問題に対処するために共同河川委員会や技術委員会などの二国間メカニズムが存在すると彼は述べた。
バンコクで行われたモディ首相とユヌス首相の会談の翌日、ユヌス首相の報道官シャフィクル・アラム氏が、インドはシェイク・ハシナ首相のインドからの身柄引き渡しを求めるバングラデシュの要請に対し「否定的な姿勢を見せなかった」と主張したことについて質問されると、ジャイスワル氏は「我々の立場は既に伝えた。これ以上付け加えることはない」と述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250410
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/diplomacy/news/delhi-wants-positive-ties-dhaka-3867861
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