[The Daily Star]バリシャル各地の病院では下痢症の症例が急増しており、患者数の増加について保健当局は深刻な懸念を抱いている。
バリシャル総合病院の下痢病棟は、悲惨な状況にある。病床数はわずか12床だが、現在約40人の患者が治療を受けている。
その中には、ボラ出身の妊婦アキ・ベグムさんもおり、木曜日に重篤な症状で入院した。グラナディ郡出身のアニス・ハウラダーさんは、汚染された食品を摂取して下痢を起こした10歳の娘アリザちゃんを病院に連れてきた。
同病院の研修医であるモロイ・クリシュナ・バラル医師は、イード・アル=フィトルの前から毎日30~40人の下痢患者を受け入れていると述べた。「下痢病棟は現在、過密状態です」と彼は語った。
バリシャル地区保健局によると、状況は急速に悪化しており、地区全体で1日平均500~600人の新規患者が入院している。過去1週間だけでも3,000件以上の新規感染が記録されている。
1月以降、同管区では2万3000人以上の患者が下痢症の治療を受けており、3月には1万1000人以上の入院が報告されている。
保健当局は、現在進行中の熱波が感染拡大をさらに悪化させる可能性があると警告し、状況を「憂慮すべき」と表現した。ピロジプル県のジアナガル郡は、感染拡大のホットスポットとして特定されている。
当局は、感染例の大半は汚染された水や食品の摂取に起因すると述べた。当局は国民に対し、適切な衛生習慣を維持し、必要な予防措置を講じるよう促し、下痢は意識を高めることで予防できると強調した。
同地区保健局長のシャマル・クリシュナ・モンダル医師は、患者数が急増していることを認めたが、慎重ながらも楽観視できる余地があると述べた。
「明るいニュースとしては、ほとんどの患者が急速に回復しているということです。生理食塩水はまだ十分に供給されており、不足が生じた場合は近隣の地区や郡からの支援を受けて迅速に対応しています。今のところ、下痢による死亡者は出ていません」と彼は述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250411
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/diarrhoea-cases-surge-barishal-3868561
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