スペインのオリーブオイルメーカーが米国への投資を検討

[Financial Express]アンテケラ(スペイン)4月12日(ロイター): スペインの大手オリーブオイル生産者の一つは、米国が開始した関税戦争への対応として米国への進出を検討している。新たな関税の大半がまだ保留されている中、同業他社が輸出を急ぐ中だ。

スペインは世界のオリーブオイルの約40%を生産し、年間約18万トンを米国に輸出しています。「中長期的には、米国への投資を増やす必要があるかもしれません。最終的には、欧州ではなく米国への投資になるでしょう」と、ディークープのCEO、アントニオ・ルケ氏は述べています。

米国で最も売れているブランド ポンペイ の 2 つのパートナーのうちの 1 つです。

ポンペイアン氏は、アンダルシア南部で7万5000世帯が協同組合を営むディークープが、米国にあるまだ小規模なオリーブ農園を拡大できる可能性があると述べた。ポンペイアンは米国に2つの瓶詰め工場を構えている。昨年、ディークープの米国での売上高は2億4000万ユーロ(2億7300万ドル)に達した。

ドナルド・トランプ米政権は、オリーブオイルを含む大半の欧州製品の輸入品に10%の関税を課したが、水曜日にはより高い25%の「相互」関税を90日間停止すると発表した。

ルケ氏は、トランプ大統領の貿易政策をめぐる不確実性により計画が難しくなっているが、10%の関税が売り上げに大きな打撃を与えることはないと考えており、ディーコープは依然として米国市場シェアの拡大を望んでいると述べた。

スペインの輸出業者協会アソリバは、長期にわたる干ばつからの回復により、今後数カ月でオリーブオイルの供給が急増すると予想しており、価格が下落すれば関税の影響を部分的に相殺できる可能性があると述べている。

生産量の10%を米国に輸出しているノルトリバなどの他の生産者は、25%の関税が発動される前に出荷を加速させている。

「本日と来週、米国向けの新規注文を積み込み中です」と、ノルトリバ社のジョルディ・ギウ社長は述べた。「米国の顧客からの注文は増加しており、90日後に発生する関税増額を避けるため、出荷を前倒ししたいと考えているのです。」


Bangladesh News/Financial Express 20250413
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/spanish-olive-oil-makers-mull-us-investment-1744472997/?date=13-04-2025