[Financial Express]ロンドン、4月15日(ロイター): バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチは15日、過去2カ月間に世界の投資家が米国株の保有を過去最高の額まで減らしたと明らかにした。保有比率の削減を続けると表明した運用会社が過去最高に達していることから、この傾向は今後も続く可能性が高いとの見方を示した。
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャーに対する月次調査の回答者のうち、米国株をアンダーウエートとする割合はネットで36%で、これは約2年ぶりの高い数字で、この数字は2月から53%ポイント急落しており、これまでの記録で最大の下落率となっている。
調査によると、大多数は世界的な景気後退を引き起こす貿易戦争が市場にとって最大のリスクだと考えている。
ドナルド・トランプ米大統領の積極的な関税計画は、株式、ドル、米国債を含む米国資産の売りを誘発した。市場は月曜日に反発したが、スボフAは運用資産3,860億ドルの164人の投資家を対象に調査を行った。
調査では、特に米国資産に関して、さらなる不安の兆候が見られた。
投資家の42%が世界的な景気後退を予想していると回答した。これは2023年6月以来最大の数字で、過去20年間で4番目に高い水準だ。
さらに、73%が「米国例外主義」というテーマはピークに達したと考えていると答えた。この考え方はここ数カ月市場を牽引してきた。また、49%が、現在市場で最も混雑している取引は「金の買い」であり、24カ月ぶりに米国の巨大IT企業への投資が追い出されたと考えていると答えた。
向こう12カ月で米ドルが下落すると予想する人は純計61%で、これは2006年5月以来最大の下落率だ。米ドルはここ数週間、大半の他の通貨に対して急落し、一方でユーロ、日本円、スイスフランはいずれも急騰している。
Bangladesh News/Financial Express 20250416
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-investors-dump-us-stocks-at-record-pace-bofa-survey-says-1744735606/?date=16-04-2025
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