[The Daily Star]暫定政権は、新たな経済現実を受けて、来年度に6%という野心的なGDP成長目標を設定するという当初の計画を撤回し、5.5%で落ち着くかもしれない。
この動きは、多国間金融機関による下方予測を受けて起こった。例えば、先週アジア開発銀行は来年度の成長率を5.1%と予測した。
世界銀行ダッカ事務所の元主任エコノミスト、ザヒド・フセイン氏は以前、デイリー・スター紙に対し、6パーセントのGDP成長率は、いかなる状況下でも、また世界経済の成長率や南アジアの成長率の平均と比較しても非常に高い数字だと語っている。
新たなGDP成長目標、インフレ、次期予算の規模が、財務顧問のサレフディン・アハメド氏が主導した昨日の財政調整評議会の会議で議論された。
政府の主な目標は次期予算でインフレ率を抑えることだと、デイリー・スター紙は会議での議論を知る財務省関係者から情報を得た。
「インフレを抑えるため、GDP率を低く維持している」と当局者の一人は語った。
政府は次期予算でインフレ目標を6.5%に設定する予定だが、アジア開発銀行は来年度インフレ率は8%前後で推移すると予測している。
今年度、政府はインフレ目標を8%に設定したが、アジア開発銀行の予測は10.2%だった。
バングラデシュ統計局(BBS)が発表した最新データによると、同国全体のインフレ率は3月に9.35%となり、前月の9.32%から上昇した。
通常、予算規模は毎年増加しますが、次の予算は前年度の当初予算よりも小さくなります。
予算規模は約7,900億タカとなり、今年度の当初予算7,970億タカよりわずかに減少する。
予算の縮小は、財政赤字の縮小を目的とした経済学者や国際通貨基金の処方箋に沿ったものである。
進行中の経済減速により歳入が減少して赤字が拡大した場合、政府は地元の銀行から借り入れる必要があり、インフレが促進される可能性がある。
フセイン氏は、来年度予算赤字が22兆タカ以下にとどまれば、6.5%のインフレ目標は達成可能だと述べた。
財務省当局は来年度予算の赤字がこの額に近づくとみている。
総配分額のうち、年間開発プログラムの規模は2,30,000億タカとなる。
当年度の当初予算では、年次開発計画への割り当ては2,65,000億タカであったが、後に2,16,000億タカに減額修正された。
Bangladesh News/The Daily Star 20250416
https://www.thedailystar.net/business/news/govt-settling-lower-gdp-growth-target-3872136
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