投資家が関税戦争から逃れるため、金価格は1オンスあたり3,300ドルを超える

[Financial Express]ロイター通信によると、ドル安と米中貿易摩擦の激化で投資家が安全資産に目を向けたため、金価格は水曜日に記録を更新し、1オンスあたり3,300ドルを突破した。

金現物は、取引序盤に過去最高値の3,317.90ドルを記録した後、東部標準時午前8時51分(グリニッジ標準時12時51分)時点で2.6%上昇し、1オンスあたり3,310.82ドルとなった。米国金先物は2.7%上昇し、3,326.40ドルとなった。

FXTMのシニアリサーチアナリスト、ルクマン・オトゥヌガ氏は「金は、ドル安、関税発表をめぐる不確実性、世界的な景気後退への懸念によって引き続き大きく支えられている」と述べた。

3,300ドルを超えると、金価格は心理的な水準に左右される。強気派は3,400ドル、3,500ドル、あるいはそれ以上の水準を目指すかもしれない。しかし、利益確定売りや米中貿易摩擦の好転は、売りを誘発する可能性がある。

ドナルド・トランプ米大統領は火曜日、米国のすべての重要鉱物輸入に対する関税の可能性について調査を命じた。これは世界の貿易相手国との対立がさらに激化し、業界リーダーである中国に圧力をかける試みとなる。

世界最大の二大経済大国間の緊張が最近再燃したことで、金融市場全体のセンチメントが悪化し、投資家は金などの安全資産に流れ込んだ。

一方、ドルは他の通貨に対して下落し、先週つけた3年ぶりの安値付近で推移しているため、他の通貨保有者にとって金の魅力が高まっている。

サクソバンクの商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は、「上昇相場はやや不安定になり、調整リスクにさらされている。しかし、ここ1年以上、調整は浅いとみており、基調的な買い注文は何らかの反落を待っている」と述べた。

一方、スポット銀は2.2%上昇して1オンス33.01ドル、プラチナは0.5%上昇して963.76ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250417
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-price-tops-3300oz-as-investors-seek-shelter-from-tariff-war-1744824625/?date=17-04-2025