習近平主席、マレーシアの指導者と会談

習近平主席、マレーシアの指導者と会談
[Financial Express]クアラルンプール、4月16日(AFP):中国の習近平国家主席は16日、マレーシア国王と公式訪問し、会談した。アナリストらによると、この訪問は中国が「覇権国ではなく」信頼できるパートナーであるという中国の立場を強固にすることが目的だった。

習主席は今週、東南アジア歴訪に出発し、すでにベトナムを訪問、カンボジアも訪問する予定で、中国はドナルド・トランプ米大統領の懲罰的関税体制に対する安定した代替策としての地位を確立しようとしている。

習主席は水曜日、金色のドームを持つ宮殿で行われた華やかな式典でマレーシア国王スルタン・イブラヒムの歓迎を受けた。

中国の指導者は、マレーシア王室の楽団の演奏が流れる中、広大な宮殿の敷地内で名誉衛兵を視察し、レッドカーペットの上を歩いた。

習主席は国王との謁見と昼食後、クアラルンプール郊外の行政首都プトラジャヤでアンワル・イブラヒム首相と会談し、二国間協力やその他の地域問題について協議した。

両氏は、新興技術、人工知能、メディア、映画、観光といった分野における協力に関する幅広い協定の交換に立ち会った。アンワル氏は水曜日の午後、プトラジャヤの公邸で習主席を夕食に迎える予定だ。

「これは単なる友好関係の問題ではなく、地域の重心を北京に再調整することだ」とマラヤ大学国際戦略学部のクー・イン・フイ准教授は語った。

彼女はAFPに対し、今回の訪問は「米国の貿易措置が世界市場を混乱させている時期に、地域の結束を探るための計算された動き」だと語った。

東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国は、米国の関税措置によって最も大きな打撃を受けており、ワシントンの友好国や同盟国さえも疎外する恐れがある。今年のASEAN議長国はマレーシアである。


Bangladesh News/Financial Express 20250417
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/xi-meets-malaysian-leaders-1744824856/?date=17-04-2025