イランへの新たな制裁を受けて原油価格が2週間ぶりの高値に上昇

イランへの新たな制裁を受けて原油価格が2週間ぶりの高値に上昇
[Financial Express]ロンドン、4月17日(ロイター):米国がイランの原油輸出を制限する新たな制裁を発動したことで供給懸念が高まり、イースター休暇を前に流動性が低下する中、原油価格は17日、2週間ぶりの高値に上昇した。

ブレント原油先物は、グリニッジ標準時13時時点で84セント(1.3%)上昇し1バレル66.69ドル。米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は、92セント(1.5%)上昇し1バレル63.39ドル。

両指標は水曜日に2%上昇し、4月3日以来の高値で取引を終え、3週間ぶりの週次上昇となる見込みです。木曜日はイースター休暇を控え、今週最後の決済日となります。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノヴォ氏は、イランの原油輸出に対する新たな制裁と、この問題に関する米国財務省の強硬なコメントが供給懸念を高め、原油価格の支えになっていると述べた。

ドナルド・トランプ政権が水曜日に発令した制裁措置は、中国の「ティーポット」石油精製所を含む。イランの核開発計画をめぐる協議が続く中、イランへの圧力を強めるものとなった。「ティーポット」とは、小規模で独立系のシンプルな石油精製所を指す業界用語である。

「イラン産原油を購入するティーポットに対する米国の新たな制裁は、中国へのイラン産原油の流入を止める可能性は低い。ターミナルや現地銀行に対する制裁は、さらなる問題を引き起こす可能性がある」と、エネルギー・アスペクツのアナリスト、リビア・ガララティ氏は述べた。

供給面では、石油輸出国機構(OPEC)は水曜日、イラク、カザフスタン、その他の国々が割当量を超える生産を補うためにさらなる減産を行うための最新計画を受け取ったと発表した。

「OPECの政策に関しては、今のところ計画されている補償削減が順守されるという証拠はほとんどない」とガララティ氏は付け加えた。

エネルギー情報局は水曜日、木曜日の価格を支える要因として、米国のガソリンと留出油の在庫が先週減少したと発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20250418
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-rises-to-two-week-high-after-new-iran-sanctions-1744903223/?date=18-04-2025