[Financial Express]ロンドン、4月23日(ロイター): カザフスタンが原油生産量の増加について挑戦的な姿勢を示したことを受け、原油価格は水曜日に約1%下落した。対イラン制裁、米国原油在庫の減少、ドナルド・トランプ大統領の中国に対する姿勢軟化を受けて上昇していた価格が帳消しになった。
ブレント原油先物は13時21分時点で61セント(0.9%)安の66.83ドル、一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は55セント(0.86%)安の63.12ドルとなった。
ブレント原油は取引開始当初、4月4日以来の高値となる1バレル68.65ドルで取引された。
カザフスタンの新エネルギー大臣はロイター通信に対し、原油生産量を決定する際にOPEC加盟国よりも国益を優先すると述べ、弱気なシグナルを送った。カザフスタンは割当量を超える生産を行い、他のOPEC加盟国の怒りを買っている。
米国は、価格の底値を設定するため、数億ドル相当のイラン産液化石油ガス(LPG)と原油を取り扱うネットワークを持つイラン海運大手に対し、新たな制裁を発動した。市場筋によると、米国原油在庫は先週約460万バレル減少し、ガソリン在庫は220万バレル、留出油在庫は160万バレルそれぞれ減少した。これが価格をさらに支えたと、米国石油協会(API)のデータを基に市場関係者は述べた。
エネルギー需要の増加への期待を掻き立てる中、トランプ大統領は火曜日、中国からの輸入品に対する関税引き下げの可能性を示唆した。中国外務省は水曜日、米国が合意を望むのであれば、脅しをやめるべきだと述べた。トランプ大統領はまた、連銀の利下げ不履行を数日間批判していたジェローム・パウエルFRB議長の解任の脅しを撤回した。
Bangladesh News/Financial Express 20250424
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-slide-after-kazakhstan-defiance-on-high-crude-output-1745423116/?date=24-04-2025
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