ドイツの次期内閣が形作られる

ドイツの次期内閣が形作られる
[Financial Express]ベルリン、4月28日(AFP):フリードリヒ・メルツ次期首相率いるドイツの保守党は28日、来週の政権発足に先立ち、外相にウクライナ支持を公言する人物を含む閣僚を発表した。

2月23日の総選挙で勝利したメルツ氏のCDU/CSU連合は、元軍人で弁護士出身の62歳のヨハン・ワデフル氏を、欧州最大の経済大国の新たな外交官に任命した。

ワデフル氏は、現国防相であり次期国防相となる可能性が高い社会民主党(SPD)のボリス・ピストリウス氏とともに、新たな国家安全保障会議で重要な役割を担い、EUと国際舞台でドイツの利益を推進するとみられている。

CDUのワデフル氏は、ドナルド・トランプ米大統領がNATO同盟の将来的な強さに疑問を投げかけ、欧州が地政学的な大変動に直面している時期に、メルツ氏の長年の側近であり、重要な外交政策顧問を務めていた。

欧州の防衛力強化を支持するワデフル氏は最近、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙に対し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「破壊的で、攻撃的で、貪欲だ」と語った。

CDU/CSU連合は、昨年11月に3党連立が崩壊した退任するオラフ・ショルツ首相率いる社会民主党(SPD)との連立協定を締結し、新政権は5月6日に発足する予定となっている。

CDUの幹部らは月曜遅くに連立協定に署名する予定で、SPDの党員らも今週遅くに署名する予定だ。

両党はすでにどの党がどの省庁を担当するかで合意しており、CDUとバイエルン州の同盟国であるCSUが合わせて10のポストを占めることになる。

SPDは7議席を獲得し、共同党首のラース・クリングバイル氏は副首相兼財務大臣に就任し、過去2年間不況に陥っていた経済を立て直す任務を負うとみられる。

経済エネルギー相のポストには、最近エネルギー部門の幹部として働いていたCDUのカテリーナ・ライヘ氏(51)が就くと、同党は発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20250429
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/germanys-next-cabinet-takes-shape-1745854000/?date=29-04-2025