[Financial Express]ガザ市、4月28日(AFP/AP通信):夜明けとともに、10歳のユセフ・アル・ナジャール君は、使い古された鍋を握りしめ、裸足でガザ市の共同キッチンへと駆け出したが、そこにはすでに何百人もの人々が列を作っているのが見えた。
「順番を逃すのが怖くて、押し合いへし合いするんです。小さな子供が転んでしまうこともあるんです」とユセフさんは、かすかな声で言った。ガザ地区の何千人もの人々が、家族のために食料を確保しようと、毎日コミュニティキッチンに駆け込んでいる。その中には多くの子供たちも含まれている。
停戦の崩壊を受けてイスラエルが軍事作戦を再開する数日前の3月2日に、ガザ地区への援助物資の流入を全面的に阻止して以来、ガザ地区の人道危機は著しく悪化している。
一方、地元の保健当局によれば、イスラエル軍が月曜夜から夜にかけてガザ地区を攻撃し、少なくとも27人のパレスチナ人が死亡した。
イスラエルは先月ハマスとの停戦を終了して以来、ガザ地区への連日の攻撃を続けている。3月初旬以降、同地区に住む200万人のパレスチナ人への食料や医薬品を含むあらゆる輸入を遮断しており、これは武装勢力に人質解放を迫る圧力をかけるためだとしている。
連日の爆撃と広範囲にわたる飢餓により、妊婦や子どもを含むガザ地区の最も弱い立場の住民に大きな打撃を与えている。
ベイト・ラヒヤの住宅が空爆を受け、停戦協定に基づき釈放されていたパレスチナ人囚人アブデル・ファッター・アブ・マハディ氏を含む10人が死亡した。遺体を受け入れたインドネシア病院によると、マハディ氏の妻、2人の子供、そして孫1人も死亡した。
ガザ保健省の緊急サービスによると、ガザ市内の住宅にも別の爆撃があり、女性2人を含む7人が死亡した。他に2人が負傷した。
Bangladesh News/Financial Express 20250429
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/desperate-gazans-scramble-for-food-1745853956/?date=29-04-2025
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