[Financial Express]ワシントン、4月29日(ロイター): 世界銀行は29日、貿易摩擦などによる世界経済成長の鈍化で世界の商品価格が2025年に12%、2026年にさらに5%下落し、実質ベースで2020年代の最低水準に達するとの見通しを示した。
開発金融機関の最新の商品市場見通しレポートによると、インフレ調整後の商品価格は今後2年間で2015~2019年の平均まで下落し、COVID-19による経済回復と2022年のロシアによるウクライナ侵攻によって引き起こされた価格高騰に終止符が打たれることになる。
この下落により、米国の新たな高関税や世界的に高まる貿易障壁から生じる短期的なインフレリスクが緩和される可能性があるが、商品を輸出する発展途上国にとってはマイナスの影響を及ぼす可能性もある。
「商品価格の上昇は多くの発展途上国にとって恩恵をもたらしてきた。その3分の2は商品輸出国だ」と、世界銀行のチーフエコノミスト、インデルミット・ギル氏は声明で述べた。「しかし今、50年以上ぶりの高水準の価格変動に直面している。高い価格変動と低価格の組み合わせは、問題を引き起こす可能性がある」
Bangladesh News/Financial Express 20250430
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/wb-sees-commodity-prices-falling-to-pre-covid-levels-1745951640/?date=30-04-2025
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