[Financial Express]ブリュッセル、ベルギー、5月2日(AFP): ユーロ圏のインフレ率は4月に2.2%で横ばいとなり、エネルギー価格の下落が加速したにもかかわらずアナリストの予想を上回ったことが金曜日に発表された公式データで明らかになった。
ユーロスタットのデータによると、変動の大きいエネルギー、食品、アルコール、タバコ価格を除いたコアインフレ率は、欧州中央銀行にとって重要な指標であり、3月の2.4%に続き、4月は予想以上に加速して2.7%となった。
ブルームバーグとファクトセットのアナリストは、総合インフレ率が2.1%に減速し、コアインフレ率が2.5%に加速すると予想していた。
この失望的な数字は、サービス部門のインフレ率が先月3.9%上昇し、3月に記録した3.5%を大幅に上回った後に出たものだ。
ECBは、このセクターが賃金上昇と高い相関関係にあることから、賃金上昇と物価上昇の悪循環によりインフレ対策が困難になることを懸念し、注意深く監視している。
しかし、ECBのルイス・デギンドス副総裁は月曜日、ドナルド・トランプ米大統領の高関税に関連する貿易摩擦にもかかわらず、インフレ率は引き続き低下するとの自信を示した。
ロシアのウクライナ攻撃によりエネルギー価格が急騰したため、インフレ率は2022年10月の過去最高の10.6%から大幅に低下した。
インフレ率が目標の2%に近づく中、ECBはユーロ圏の低迷する経済を刺激するため、利下げに転じた。金曜日の指標によると、エネルギー価格は3月の1.0%下落に続き、3.5%急落した。
一方、食品、アルコール、タバコの価格上昇は4月に3.0%に加速し、3月の2.9%からわずかに上昇した。
欧州の二大経済大国であるドイツとフランスの消費者物価上昇率は4月にそれぞれ2.2%と0.8%に鈍化した。
Bangladesh News/Financial Express 20250503
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/eurozone-inflation-holds-above-expectations-in-april-1746208766/?date=03-05-2025
関連