ループル発電所:NPCBLが電力購入契約を締結へ

ループル発電所:NPCBLが電力購入契約を締結へ
[The Daily Star]バングラデシュ原子力発電所会社(NPCBL)は、ルプール原子力発電所からの電力販売について電力開発庁(PDB)との電力購入契約を締結する責任を負っている。

科学技術省は3月25日、PPAに関する政府の決定についてバングラデシュ原子力委員会(BAEC)に通知したと、ルプール原子力発電所とNPCBLの関係者が昨日の会議後にデイリースター紙に語った。

情報筋によると、NPCBLは政府の承認を得た後、ルプールの現地事務所でPPAについて話し合う会議を開いた。

「最近、科学技術省に提案書と協定案を提出したが、生産コストが確定していないため、ループル・プロジェクトの電力価格も確定していない」と、RNPPのプロジェクトディレクターであり、NPCBLのマネージングディレクターも務めるムハンマド・ザヘドゥル・ハッサン氏は述べた。

「ロシアとのループル原子力発電所の維持管理費に関する契約がまだ完了していないため、プロジェクトの総費用はまだ確定していない。そのため、NPCBLは現時点でループル・プロジェクトの電力価格を確定できていない」と彼は述べた。

RNPPは、それぞれ1200MWの発電能力を持つ2基の原子炉を建設し、126億5000万ドルの費用をかけて建設される。ロシア国営原子力機関ロスアトムが自国の技術を用いてこのプロジェクトを実施しており、ロシアはプロジェクト費用の90%を融資によって負担する。

RNPP からの電力生産はすでに 2 年遅れているが、送電網が未完成のため 1 号機からの電力供給はさらに遅れると予想される。

プロジェクト関係者によれば、ユニットの建設作業は94%以上が完了しており、今年末までに生産が開始される見込みだという。

ザヘドゥル氏は、2015年原子力法を引用し、建設完了後、原子力発電所の管理、すなわち全責任と資産はNPCBLに引き渡されると述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250503
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/rooppur-plant-npcbl-finalise-power-purchase-deal-3885456