[Financial Express]エルサレム、5月5日(BBC/AFP):イスラエル当局者によると、イスラエルの安全保障閣僚は、ガザ地区の「占領」とその領土の維持を含む、ハマスに対する軍事攻撃を拡大する計画を承認した。
また、ガザ地区の210万人のパレスチナ人を南部に移動させることも含まれると言われており、人道危機が悪化する可能性がある。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスを打倒し、残りの人質を返還するという目標を達成できるとして、この計画を「良い計画」と呼んだと当局者は述べた。
内閣はまた、民間企業を通じて人道支援物資を配送・分配する計画を原則承認した。これにより、国連が深刻な食糧不足を引き起こしたとしている2か月に及ぶ封鎖が終結することになる。
国連や他の援助機関は、この提案は基本的な人道原則に違反するものであり、協力しないと表明している。
ハマスはイスラエルの提案は「政治的脅迫」に相当すると主張した。
イスラエルで19人死亡
ガザへの攻撃
ガザ地区の民間防衛機関は、月曜日早朝、戦争で荒廃したパレスチナ自治区北部でイスラエル軍の空爆2回により少なくとも19人が死亡したと発表した。
同庁の報道官マフムード・バサル氏は「イスラエル軍がガザ市北西のアパート3軒を攻撃した後、われわれのチームは殉教者15人と負傷者10人を発見した。大半は子どもと女性だ」と述べた。
同氏はAFPに対し、ガザ市北部のベイトラヒヤにある住宅への攻撃で他に4人が死亡、4人が負傷したと語った。
イスラエル軍は報じられた攻撃についてまだコメントしていない。
イスラエルは3月18日にパレスチナ自治区での攻撃を再開して以来、ガザ地区での空爆を激化させ、地上作戦を拡大している。
イスラエルは3月2日、約240万人が住む包囲地域へのあらゆる援助物資の流入を阻止した。
イスラエルは、封鎖と爆撃強化の目的は、ガザで拘束されている人質を解放するようハマスに圧力をかけることだと主張している。
同地域の武装勢力は、2023年10月のハマスによるイスラエル攻撃で捕らえた人質58人を今も拘束している。
軍によると、このうち34人が死亡したという。ハマスは、2014年にガザで行われた前回の戦争で死亡したイスラエル兵の遺体も保管している。
AFPが公式統計に基づいて集計したところによると、ハマスの攻撃でイスラエル側は1,218人が死亡し、そのほとんどが民間人だった。
ハマスが支配するガザ地区の保健省によれば、イスラエルの報復軍事攻撃により、同地区では少なくとも5万2535人が死亡しており、その大半は民間人だという。
Bangladesh News/Financial Express 20250506
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israeli-cabinet-approves-plan-to-capture-gaza-1746468331/?date=06-05-2025
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