[Financial Express]オーストラリア、ローンセストン、5月6日(ロイター): アジアの海上輸送される火力発電用石炭価格は、同地域の主要輸入国である中国、インド、日本がいずれも火力発電所用燃料の輸入を減らしたため、4年ぶりの安値に下落した。
主要輸出国であるインドネシアとオーストラリアから出荷される主要等級の火力発電用石炭の価格は昨年10月以来継続的に下落傾向にあり、輸入量の減少に伴いここ数週間で下落が加速している。
商品分析会社クプラーがまとめたデータによると、世界最大の火力発電用石炭の買い手である中国の4月の輸入量は2,272万トンで、3月の2,384万トンから減少した。
クプラーによれば、2025年の最初の4か月間で中国の輸入量は9,156万トンで、前年同期の1億540万トンから13.1%減少した。
中国の火力発電用石炭輸入の減少は、石炭火力発電の低迷と国内石炭生産量の過去最高記録の伸びを背景に起きている。中国の火力発電は、天然ガス発電がごくわずかで、圧倒的に石炭火力発電が占めているが、第1四半期の火力発電量は水力発電と再生可能エネルギー発電の両方が増加したため、4.7%減少した。
Bangladesh News/Financial Express 20250507
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/thermal-coal-prices-hit-4-yr-low-in-asia-as-china-imports-wane-1746544259/?date=07-05-2025
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